音楽の生成AIは、もう十分に優秀です。それでも人に頼む理由
Song Writing 2026.08.27
仕事のメール、資料の画像。生成AIがないと困る、という方が増えています。では、音楽はどうなのか。結論から言うと、かなり優秀です。その上で、なぜ人に頼むという選択肢が残るのか。料金と納期の話まで含めて書きます。
音楽の生成AIは、もう十分に優秀です
以前、Xで「AIの生成リミットが来たから休憩しよう」という投稿を見かけました。ここまで来たか、と思いました。文章も、絵も、動画も、クオリティは上がり続けています。
音楽はどうか。私の目線でも、かなり高いクオリティで生成されます。正直、もうこれでいいのでは、と一瞬思いました笑。
デモ音源を置いておきます。AIボーカルと、プロのボーカル。聴き比べてみてください。
それでも、最後は人間の耳で選んでいます
生成された曲を並べて聴いていると、こういう瞬間があります。「これは音楽的に無しかな」「これは美しくないわ」。最後の選別は、人間の耳でやっています。ここだけは自動化できません。
音楽も生成できるなら、ミュージシャンはいらないじゃないか。そう言われそうです。ただ、誰が使ってもいいわけではない、というのが私の感覚です。音楽に関わっていない人が生成AIで作るのと、ミュージシャンが生成AIを使って作るのとでは、どうしても差が出ます。
ベースは生成AIでいい。そこから音楽的に仕上げていきます。サチュレーションで真空管の温かみを足す。全体のバランスを整える。どうしてもここにこの楽器を足したい、となれば、生成された音楽に部分的に追加することもできます。
この仕上げは、9,800円のシンプルプランでも同じです。生成したものをそのままお渡しすることはしていません。この自由度があるかないかで、すごく差がつくと考えています。
サチュレーションは、音をあえて少しだけ歪ませる処理です。真空管のアンプを通したときの、あの温かい質感に近づきます。数値の上では汚しているのに、耳には気持ちよく届く。音楽では、こういう理屈と逆のことがよく起きます。
3営業日の曲と、1ヶ月の曲。何が違うのか
修正の効き方が違います
オリジナル制作は、プロのミュージシャンが一つひとつ演奏し、楽曲を組み立てます。「サビの入りをもう少し伸ばしたい」「ここのギターを控えめに」。曲の中の一部分だけを直せます。修正は原則3回、修正を含めて約1ヶ月。88,000円からです。
AI活用プランは、AIが一曲まるごと生成します。メロディや展開の一部だけを直すことはできません。方向性を変えて、生成し直す形になります。生成のたびに別の曲になりますので、当たりを引き寄せていく進め方です。シンプルプランは9,800円から(修正1回)、ボーカルプランは19,800円から(修正2回)。長さは2分から4分。お打ち合わせ後、最短3営業日でお届けします。
線を引くとすれば、ここです。直せないのは曲の骨格、直せるのは音の質感。骨格から作り込みたい方はオリジナル制作を、雰囲気が合えば十分という方はAI活用プランを選んでいただくのがいいと思います。
著作権の扱いは、逆になっています
安いほうが権利をもらえる。逆に見えますが、理由があります。オリジナル制作は、演奏やアレンジに携わったミュージシャンの権利が関わるため、著作権はHarmony Corkが保持します。利用の範囲は、お打ち合わせで個別にお取り決めします。
AI活用プランでは、著作権はすべてお客様のものになります。店舗のBGMでも、YouTubeでも、商用でお使いいただけます。
正直に言うと、複雑な思いもありました
生成AIがなかった時代から曲を作って発信してきた人間としては、複雑です。誰でも音楽が作れるようになった。じゃあ、自分の価値って何だろう。そう悩んだ時期があります。
ただ、そんなことを言っていては時代に置いていかれる。苦渋の思いで、このAI活用プランを始めました。
始めてみて思うのは、ミュージシャンが生成AIを使う利点は多い、ということです。自分で作って満足するより、納得のいく楽曲になる。(この結論に落ち着くまで、けっこう時間がかかりました)
音楽というパッケージで、今の気持ちを残す
もうひとつ、お客様から歌詞をいただいて曲に仕上げるプランがあります。これが特にいい影響を与えると思っています。歌詞をこちらでお作りする場合は、どちらのプランでも5,000円を頂戴しています。
就職活動の自己分析に似ています。曲を作るには、思い出を整理して、意見をまとめて、何を伝えたいのか、何を残したいのかを決める必要があります。自分と向き合う時間を、まとまって使うことになります。
この時間が取れている人は、ほとんどいないのではないでしょうか。
今の気持ちを保存しておく。誰かに宛てた思い。確固たる自分の思い。音楽というパッケージで残してみませんか。
AIか、人か。どちらが正解かは、私には決められません。ただ、残したいものが先にあって、道具は後から選べばいい。そういう順番なのかな、という着地です。
SONG WRITING
Harmony Corkは、世界に1つだけのオリジナル曲を制作しています。歌詞がまだ言葉の断片でも、どちらのプランにするか決まっていなくても構いません。まずはどんな曲にしたいのか、お聞かせください。相談だけでも大丈夫です。
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